ポルシェのモータースポーツの伝統を称える一台
ヘリテージデザインパッケージ
991シリーズをベースにした新型911スピードスターは、ポルシェで初めて、新たにデザインされたヘリテージデザインパッケージを利用できます。Style Porscheによってデザインされ、Porsche Exclusive Manufakturによる最高のクラフツマンシップが作り出すこの専用装備ラインは、新しいオープントップ2シーターのオーナーをスポーツカーブランドとしてのポルシェのルーツへと導き、より高いレベルのカスタマイズを実現します。911スピードスターのヘリテージデザインパッケージは、随所にあしらわれたコニャックが引き立つクラシックなツートンレザーインテリアとゴールドのディテールなど、1950~1960年代の歴史的なデザインエレメントを現代的に解釈したものです。カーボンファイバーコンポジット製フルバケットシートのレザー、シフトレバーのシフトパターン、ダッシュボード下部、ドアアームレスト、スポーツステアリングホイールの12時の位置にあるマーキングの他、”Porsche Exclusive Manufaktur”のロゴが型押しされたセンターコンソールの収納部カバーにも、コニャックを採用しています。ヘッドレストとステアリングホイールには歴史的なデザインのポルシェ クレストがあしらわれ、ダッシュボードには”Speedster”のロゴが配されています。このロゴは、シートの間にある限定仕様のバッジと同じくゴールドカラーとなっています。
ヘリテージデザインパッケージを装備した911スピードスターのための専用エクステリア塗装は、懐かしい過去を思い出させます。クラシックなGTシルバーメタリック塗装に加え、モータースポーツの先駆者に対するオマージュとして、フロントエンドの一部を対照的なホワイトで「スピアーズ」仕上げとしています。このスピアーズは、フロントフェンダーからAピラーへと続いています。ドアおよびフロントリッドにはモータースポーツに由来する、昔風のホワイトのゼッケンプレートが配され、911スピードスターのユニークさと物怖じしないキャラクターに寄与しています。この姿が、かつてポルシェを駆ったクラブマンレーサーたちがハンドルを握っていた伝説の356スピードスターを想い起こさせます。新型スピードスターのオーナーは、このゼッケンプレートに記すスタートナンバーに好きな数字を2桁まで指定することができます。平面的なポルシェクレスト、リアカバーとサイドクロスバーのゴールドの”Speedster”のロゴは、50年代から60年代当時のデザインを再現しています。
20インチアロイホイールは、シルバーまたはサテングロスプラチナから選べます。通常はイエローのPCCBブレーキキャリパーがブラックで塗装され、”Porsche”ロゴはホワイトで描かれています。
強力なパートナーシップ: 突出したパフォーマンスと最高のクラフツマンシップの組み合わせ
ポルシェにおいて、モータースポーツ部門とExclusive Manufaktuとの協力はすでに911スピードスターコンセプト車両から始まっており、同じ起源を持つ2つの部門には歴史的なルーツがあります。Porsche Exclusive Manufakturはフラットフロントノーズを備えた伝説的なモデル、935ストリートなど、レース関連の顧客からの特別なリクエストに応えていました。ポルシェモータースポーツとPorsche Exclusive Manufakturとの共同プロジェクトで、近年特に成功した共同プロジェクトとしては、1992年のポルシェ911ターボSライトウェイト(タイプ964)があります。
ヴァイザッハ開発センターにおけるモータースポーツ部門の拡張に伴い、両部門は分割されました。企業内での独立した職人技術専門家集団として、Porsche Exclusive Manufakturは、個々の顧客からの要望や限定生産車(2009年の911スポーツクラシックや356台限定で生産された2010年の911スピードスター)に情熱を注いできました。原則として、適用される法律の範囲内にあり、ポルシェの品質および耐用年数に関する要件が満たされるならば、ほとんどのワンオフ(一点もの)の製品を製造することができます。近年、とりわけ要望が多いのはGTモデルのパーソナライズです。