新型ポルシェ911スピードスター
概要
新型ポルシェ911スピードスターの市販仕様がスタートラインに着きます。70年以上にわたるポルシェの歴史の中で初めて、伝説的な911シリーズのGTモデルをベースにしたフラットなルーフラインを持つオープントップツーシーターの登場です。この新型スピードスターは、ポルシェブランドの中心的な価値、つまり妥協を許さない純粋主義、軽量構造、効率性、そして純粋なドライビングプレジャーの核心に迫るモデルです。最高出力375kW(510PS)の高回転型自然吸気式4リッターボクサーエンジンに991シリーズの911 GT3のシャシーを組み合わせ、すべてのポルシェ製スポーツカーの祖先にあたる1948年製の356 “No. 1” ロードスター譲りのスポーティな外観を特徴としています。新型911スピードスターは、この往年のスポーツカーの生まれた年に敬意を表して1,948台の限定生産となります。この新型スピードスターは、2019年の半ば以降、ツッフェンハウゼンの本社で製造されます。オプションのヘリテージデザインパッケージは、ポルシェのもうひとつの革新技術です。
デザイン | 991シリーズをベースにして2つのシートと短いフロントウインドウフレームを持つこの妥協を許さぬ軽量スポーツカーは、1,948台限りの限定生産です。軽量化のためのスピードスターソフトトップ、ダブルバブルのストリームライナーを備えたカーボンファイバーコンポジット製コンバーチブルトップ収納リッドが特徴的です。オプションで入手可能なヘリテージデザインパッケージは、1950~1960年代の歴史的なスピードスターの要素を現代的に解釈したものです。 |
ドライブシステム | ポルシェ911スピードスターは、排気量4リッターの高回転型GT用自然給気式6気筒ボクサーエンジンを搭載し、最高出力375kW(510PS)、最大トルク470N・mを発生します。また個別のスロットルバルブを装備した改良型インテークシステム、2基のパティキュレートフィルター(GPF)付き軽量エグゾーストシステムを採用しています。6速GTマニュアルトランスミッションには、エンジンの回転数を合わせるためのオートブリッピング機能を搭載しています。 |
パフォーマンス |
パワーウエイトレシオは2.87kg/PSです。車重1,465kgの軽量な911スピードスターを静止状態からわずか4.0秒で時速100km/hまで加速させ、最高速度は310km/hに達します。 |
シャシー | 991シリーズの911 GT3をベースに、リアアクスルステアリング、ダイナミックエンジンマウント、ポルシェアクティブサスペンションマネジメントシステム(PASM)、ポルシェスタビリティマネジメントシステム(PSM)、ポルシェトルクベクタリング(PTV)コントロールシステム、ポルシェセラミックコンポジットブレーキ(PCCB)を標準装備し、鍛造20インチアロイホイールを装着しています。 |