ラウンジスタイルの後席と標準装備のパノラミックルーフ

新しいポルシェ パナメーラエグゼクティブモデル

初代ポルシェパナメーラからエグゼクティブバージョンが用意されました。ニューポルシェパナメーラ エグゼクティブは、先代同様にホイールベースが150mm延長されて3100mmに、全長が5049mmから5199mmに増加しています。これによってレッグルームが最大110 mm、傾きが40 mm拡がり、後席がいっそうエクスクルーシブなラウンジとなります。

延長されたパナメーラのデザインは、ショートバージョン同様にエクスクルーシブでパワフルです。これは主に、両ボディバージョンがともに、ポルシェのエクステリアデザイン主任のペーター・ヴァルガの指揮の下で開発されたことによります。つまり、パナメーラ エグゼクティブは、後から思いつきで製造された延長モデルではありません。ショートバージョンと調和するように設計されたセカンドボディバージョンです。延長はリアドアに集中しており、その結果ルーフラインが変更されています。特に目立つ広がったサイドウインドウのラインがエレガントな外見に寄与しています。ホイールベース同様に150mm延長されたドアは、後席乗員の乗降を容易にします。さらに、リアシートの調節範囲が広がり快適性が高まります。

エグゼクティブ全モデルで拡張およびカスタマイズされた装備

ロングホイールベースに加えて、パナメーラ4、パナメーラ4 E-ハイブリッド、パナメーラ4S 、およびパナメーラ ターボの4つのエグゼクティブモデルは、拡張およびカスタマイズされた標準装備によってモデルラインの他の車から区別されます。エグゼクティブモデルのエクステリアは、モデル専用の微細ながらもエレガントな装飾によって識別されます。両サイドのドアシルには、フロントフェンダーのエアアウトレットトリムにマッチしたハイグロスシルバーのストリップが追加されます。フロントのエアインテークにもハイグロスシルバーのデコラティブストリップを備えます。さらに、中国仕様と米国仕様のエブゼクティブモデルはCピラーに“Executive”ロゴが装着されます。

最新世代のロングホイールベースのパナメーラ全モデルに、透明なパノラミックルーフが標準装備されます。このルーフは全長1780mm、全幅1200mmで、これまでポルシェに装備された最大のガラスルーフとなります。ルーフ前部のチルトアップと全開が可能です。透明ルーフを車内の2枚ブラインドで覆うこともできます。

パノラミックルーフに加えて、4つのエグゼクティブ全モデルに、ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム(PASM)を含む3チャンバーテクノロジーのアダプティブエアサスペンションが装備されます。拡張された標準装備には、リアのマルチウェイ電動調節式コンフォートシートとコンフォートヘッドレスト、フロントとリアのシートヒーター、および後席ヘッドレスト後方のロールアップサンブラインドが含まれます。オプションのマッサージ機能も4つの全てのシートに用意されています。これは5つのプログラムと5段階の強さから選択してスイッチを押すと、各バックレストの10個のエアクッションが背中を揉みほぐします。

パナメーラ4Sエグゼクティブとパナメーラ ターボエグゼクティブの装備はさらに充実しています。これらのモデルには、パナメーラ専用に開発されたリアアクスルステア、パワーステアリング・プラス、リアビューカメラを含むパークアシストシステム、および自動クロージング機構を備えたソフトクローズドアが装備されます。トップモデルのパナメーラ ターボエグゼクティブには、4ゾーンクライメートコントロール、そしてダイナミックヘッドライトレベリング、ダイナミックコーナリングライトおよびアンビエントライトを含むポルシェ・ダイナミック・ライトシステム(PDLS)を含むLEDヘッドライトも装備されます。

エグゼクティブモデルのエクスクルーシブオプションとして、スマートフォンストレージとインダクティブアンテナインターフェースを追加した大型センターコンソールをオーダーすることができます。市場によっては、使用しないときには格納できる航空機スタイルの折り畳みテーブルをこのセンターコンソールに装着することも可能です。

エグゼクティブモデルは、ホイールベースの延長と85kgの車両重量の増加にもかかわらず、標準長のパナメーラ モデルとほぼ同じ卓越した性能と燃費の数値となっています。

エグゼクティブ モデルの概要データは以下をご覧ください(最高速度; ローンチコントロールを含むスポーツクロノパッケージ非装着/装着の0-100km/h加速タイム; 燃料消費量<新欧州ドライビングサイクル、複合>)

パナメーラ4エグゼクティブ:               262km/h; 0-100km/hタイム5.6秒/5.4秒; 7.8リッター/100km

パナメーラ4 E-ハイブリッドエグゼクティブ:278km/h; 0-100km/hタイム4.7秒; 2.5リッター/100km、エネルギー消費量15.9kWh/100km

パナメーラ4Sエグゼクティブ:                        289km/h; 0-100km/hタイム4.5秒/4.3秒; 8.2リッター/100km

パナメーラ ターボエグゼクティブ:                 306km/h; 0-100km/hタイム3.9秒/3.7秒; 9.4リッター/100km

ハイエンドタブレット付きポルシェ・リアシートエンターテイメント

パナメーラ全モデルのリアシートにおけるハイライトが新開発のポルシェ・リアシートエンターテイメント(RSE)です。特にショーファードリブンとして使用されるエグゼクティブモデルの場合は、リアシートエンターテイメントの卓越した接続性によって便利なハイテクの仕事場を得ることになります。家族と一緒の長距離走行時には、お子様もオプションの多機能な装備で楽しむことができます。

ポルシェ・リアシートエンターテイメントの中心は2台の10.1インチタッチスクリーンです。フロントシートのバックレストに取り付けたこれらの高解像度反射防止ディスプレイ(1920×1200ピクセル)は、車外でも使用できます。ディスプレイは、パナメーラのインテリアにマッチするデザインの頑丈で高品質な2台の機能的なタブレットです。

Androidオペレーティングシステムを使用するパナメーラのリアシートエンターテイメントは、32 GBの内蔵フラッシュメモリーを備え、micro SDカードで拡張することが可能です。タッチスクリーンにはビデオ通話とチャットのためのカメラも装着されています。サウンドは、タッチスクリーンのスピーカー、車両サウンドシステム、またはポルシェBluetooth®ヘッドフォンで再生されます。

広範なデジタルソースの使用が可能で、SDカード、Jukebox、CD/DVDドライブ、USBスティックでPCMメディアにアクセスできます。後席乗員は、ラジオとオプションのテレビチューナーの操作や、現在のナビゲーションルートと追加情報、車両データの表示も可能です。ポルシェ・リアシートエンターテイメントは、ポルシェ・コミュニケーションマネージメント(PCM)のナビゲーションシステムの目的地の入力もできます。後席乗員はGoogle® Playストアの全てのコンテンツにアクセスすることができるので、リアシートエンターテイメントの機能範囲はほぼ無限です。

リアシートエンターテイメントは、タッチスクリーン、あるいはフロントシートのPCMから操作できます。後席乗員は通常タッチスクリーンで操作することになります。従来のポルシェ同様に、ポルシェ・リアシートエンターテイメントの操作も簡単で説明を要しません。サブメニューから画面下部中央のホームボタンにタッチするといつでもメインメニューに戻ります。ディスプレイ左側の縦のツールバーは、MEDIA、SOUND、NAV、APPS、CARおよびSETTINGSの各メニューへのアクセスに使用されます。自由に構成可能なタイル表示によって、表示する情報を独自にレイアウトすることができます。たとえば、メディアプレーヤー、選択した丸型メータ(エンジン回転数、車速、コンパスなど)、インターネット、およびナビゲーション地図などを多彩なタイルでひとつの画面に表示できます。

パナメーラ全モデルのためのスポーツデザインパッケージ

ポルシェは、現行の第2世代パナメーラ全モデルと同様に、ニューエグゼクティブモデル専用のスポーツデザインパッケージを提供します。パッケージには、ブラックのエアインテークとC-ブレードを備え個々に設計されたボディカラー同色塗装のスポーツデザインフロントエンド、スポーツデザインサイドスカート、およびブラックのリアディフューザーを備えたボディカラー同色塗装のスポーツデザインリアエプロンが含まれます。ブラックエレメントは、サテンフィニッシュまたはハイグロスフィニッシュを注文することができます。フロントのナンバープレートホルダーはボディカラー同色塗装となります。スポーツデザインサイドスカートは単品も用意されています。

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