贅沢なデザイン、アダプティブ ルーフスポイラー、4+1シートコンセプト
そのタイプ初: パナメーラGTSスポーツツーリスモ
新型パナメーラGTSは従来のようなスポーツサルーンとしてだけでなく、スポーツツーリスモとしても今回初めて登場しました。コンセプトとしてはGTSモデルも、新型スポーツツーリスモシリーズのアヴァンギャルドなデザインによる利点をすべて有します。スポーツサルーンに比べて高くなったルーフラインによって後席の乗降が容易になり、ヘッドルームも大きくなりました。開口部の大きな、標準で電動式のテールゲート、および高さわずか622mmのローディングエッジにより、ラゲッジコンパートメントが使いやすくなっています。スポーツツーリスモにコンフォートアクセスが装備されていれば、足のジェスチャーだけでテールゲートを開閉することができ、また車両は無線キーで許可されたユーザを認識します。すべてのスポーツツーリスモモデル同様、パナメーラGTSモデルには3人掛けのリアシートが標準装備されています。外側の2席が – モデルシリーズのスポーティかつ快適な要件に合わせて – シングルシートとして設計されているため、後部は2+1シート構成となります。オプションで2席の電動調整可能なリアシングルシートをオーダーすることもできます。パナメーラGTSスポーツツーリスモの収納スペースは、リアシートの上端まで積み込んだ場合、520リッターになります。リアシートの3つのバックレストは個別または一斉に格納することができます (40:20:40分割)。ロック解除はラゲッジコンパートメントから電動で行います。格納した場合、収納スペースは1,390リッターまで拡大します。
オプションで、ポルシェではパナメーラスポーツツーリスモのラゲッジコンパートメント用にラゲッジスペース マネージメントシステムを提供しています。あらゆる種類の荷物を安全に運ぶためのこの可変システムには、ローディングフロアに統合された2本の固定レール、4ヶ所のラッシングポイント、およびパーティションネットが含まれます。ラゲッジコンパートメントのロールシェードは標準装備されています。ミーティングに向かう途中でノートパソコンの急速充電が必要な場合は、ラゲッジコンパートメントにオプション装備される230V電源ソケットを使用することもできます。
ルーフスポイラーが最大50 kgのダウンフォースを追加
パナメーラスポーツツーリスモのセグメントにおけるユニークな点に、標準装備のルーフスポイラーがあります。ルーフスポイラーの設定角度が走行条件および選択した走行モードに応じて3段階にセットされ、リアアクスルに最大50 kgのダウンフォースが追加されます。ポルシェ アクティブエアロダイナミクス (PAA) のシステムコンポーネントであるエアガイドは、時速170 km以下の場合には格納され、マイナス7度の角度で後方に下がるルーフラインに合わせられます。時速170 kmを超えるとルーフスポイラーは自動的にパフォーマンスポジションに移動し、プラス1度の設定角度で走行安定性と横方向のダイナミクスを向上させます。スポーツおよびスポーツプラスの走行モードでは、すでに時速90 kmを超えた時点でルーフスポイラーがパフォーマンスポジションに移動します。PAAの積極的なサポートにより、オプションのパノラミックスライディングルーフが開かれた場合には、ルーフスポイラーの設定角度が時速90 km以上でプラス26度に調整されます。それにより乱気流が抑えられ、ノイズが低減します。