ハイブリッド専用ディスプレイを備えたポルシェ・アドバンストコックピット

コネクティビティとインテリアコンセプト

第2世代のポルシェ パナメーラの大きなハイライトのひとつが、独自の表示/操作コンセプトで、タッチパネルと個々に設定可能なディスプレイを備えた、標準装備のポルシェ・アドバンストコックピットという形で具体化されています。インタラクティブなコックピットを形作るのが、2つの7インチディスプレイです。パナメーラ ターボS E-ハイブリッドは、アシッドグリーンのインジケーターと「turbo S」ロゴを備える独自のハイブリッド走行用パワーメータによって、モデルラインの他の車と区別されます。このパワーメータは、現在使用されている電気エネルギー量や、エネルギー回生を通じて回収されているエネルギー量などのデータを提供します。.

センターコンソールの12.3インチタッチスクリーンは、PCMの制御と表示を担う中心的な役割を果たし、ドライバーはここを通じて様々な項目のハイブリッド専用情報にアクセスすることができます。ブーストアシスタントとハイブリッドアシスタントは、いずれも実用的かつ有益です。ブーストアシスタントディスプレイは、ブーストに利用可能なエネルギーを表示し、ハイブリッドアシスタントは、電動走行の制御に関する様々な情報をビジュアルに提供します。

他の「ポルシェ E-パフォーマンス」の特徴のひとつが、標準装備のスポーツクロノパッケージです。これには、ステアリングホイールに内蔵され、4種類のドライビングモードを作動させるために使用するモードスイッチが含まれます。その中には、スポーツクロノパッケージを装備する他のパナメーラモデルの場合と同様に、よく知られた「スポーツ」モード、「スポーツ・プラス」モード、および最大限のパフォーマンスを引き出すための「スポーツレスポンススイッチ」があります。これらに「E-パワー」と「ハイブリッドオート」の2つのハイブリッド専用モードが加わっています。「E-ホールド」および「E-チャージ」の2つの追加モードは、ポルシェ・コミュニケーション・マネージメントシステム(PCM)から操作できます。(ハイブリッド専用モードの詳細な説明については、「新たな水準のハイブリッドパフォーマンス」の章をご覧ください。)

ポルシェ・アドバンストコックピット – デジタル式の表示および操作エレメント

ポルシェ・アドバンストコックピットは、パナメーラに標準装備されています。アナログのインジケーターは、ひとつの例外を除きおおむね高解像度ディスプレイに置き換えられました。ポルシェ356に敬意を表してデザインされたアナログのレブカウンターは、そのまま残ります。ドライバーは、エルゴノミクスに基づいた低いシートポジションから、スポーティなフロントフェンダーとパワードームだけではなく、視線上に設置された2つの7インチディスプレイの眺めを楽しむことができます。それぞれのディスプレイには、通常、2つの丸型メータが表示されています。アナログレブカウンターは、パワーメータを内蔵し、2つのディスプレイの間に設置されます。ポルシェにおける慣習として、速度は、アナログレブカウンター内にもデジタル表示されます。レブカウンターの左には、バーチャルレブカウンターがあり、その中央にアシストシステムやその他のハイブリッド専用情報が鮮明に表示されます。このメータは「スピード&アシスト」と呼ばれます。レブカウンターとパワーメータの右には「カー&インフォ」ディスプレイがあり、ここで車両設定の変更と確認を行ったり、オンボードコンピュータの情報を見ることができます。ドライバーは、「スピード&アシスト」ディスプレイと「カー&インフォ」ディスプレイの横にある小さな2つの丸型メータの設定を、所定のオプションの中から選んで個々に変えることができます。システム全体は、マルチファンクションステアリングホイールのスイッチで操作されます。

ポルシェ・コミュニケーションマネージメントシステム(PCM)

ドライバーと助手席乗員の間のスイッチパネルの上に位置するのが、ポルシェ・コミュニケーションマネージメントシステム(PCM)の12.3インチタッチスクリーンディスプレイです。ドライバーは、ホーム画面のサブエリアをタイル形のウインドウでカスタマイズすることができます。ディスプレイは、マルチタッチジェスチャーを使って操作します。スマートフォンやタブレットと同様、ドライバーは、画面上の地図などを2本の指でどの方向にも回転させることができます。ディスプレイは手書き入力も認識するので、画面に希望の目的地を簡単に手書きすることができます。

手をPCMのディスプレイに近づけると、近接センサーがこの動きを検知して、状況に応じたさらなる機能を提供するサブメニューをディスプレイの左側に開きます。メニューが複数のページにまたがる場合は、スマートフォンと同様にスワイプ操作でメニューをスクロールすることができます。ディスプレイの右側では、タイル、すなわちウィジェットを開いたり、それらを自由にレイアウトすることができます。ウィジェットは、ドライバーの好みや状況に応じて、ナビゲーション情報、現在のプレイリスト、またはクライメートコントロールの情報などを表示するために使用できます。このようにドライバー自身の要求に合わせてウィジェットを追加することで、PCMのメインメニューをカスタマイズすることができます。さらにPCMは、CD/DVDオートチェンジャー、TVチューナー、デジタルラジオ、Burmester® サウンドシステム(ターボS E-ハイブリッドにはBOSE® サウンドシステムが標準装備)、およびポルシェ・リアシートエンターテイメントを追加して拡張することも可能です。

ポルシェ・コネクトでハイブリッド機能を操作

PCMに標準で組み込まれている機能のひとつにポルシェ・コネクト・プラスがあります。オンライン世界へのこのインターフェースは、Apple® CarPlayとポルシェ・カーコネクトアプリ(PCC)を含んでいます。パナメーラハイブリッドモデルのドライバーは、スマートフォンやApple® Watchのアプリを使ってハイブリッド専用のカーコネクトサービスにアクセスできます。その中には、バッテリー&充電マネジメントやハイブリッド機能の遠隔操作などがあります。バッテリー&充電マネジメント機能は、たとえば電気駆動のみによる航続距離や総航続距離などの車両の充電状態、ハイブリッドバッテリーの現在の充電レベル、残りの充電時間などに関する重要な情報をドライバーが見ることを可能にします。リモートコントロール機能は、充電プロセスの開始やできるだけ遅い充電完了時刻の設定を含むハイブリッド専用機能をドライバーが操作できるようにします。さらにユーザーは、アプリを使って標準装備のクライメートコントロールシステムを調節し、エンジン始動前に室内の冷房または暖房を行うこともできます。

また、スマートフォンやApple® Watchのアプリを使えば、セーフティサービス(ロードサイドアシスタンス、オートマチックエマージェンシーコール)、セキュリティサービス、車両統計、車両の状態、カーファインダー、 スピードフェンシング、ジオフェンシング、ポルシェ・ビークルトラッキングシステム(PVTS Plus)などのPCC機能を制御することもできます。スピードフェンシングでは、車が第三者によって運転されている最中に設定速度を超えると、アプリがドライバーに警告します。ジオフェンシングは、パナメーラが特定のエリアを離れるとユーザーに知らせます。PVTS Plusは、位置の特定と追跡の機能を備える盗難検知システムです。

PCMには、SIMカードリーダー付LTE電話モジュール、無線インターネットアクセス(Wi-Fiホットスポット)、リアルタイム交通情報、Google® Earth、およびGoogle® Street Viewも含まれます。ポルシェ・コネクトアプリ(PCMコネクト)は、さらに高度なオンラインインタラクションを提供します。このアプリは、標準装備のポルシェ・コネクト・プラスパッケージの一部でもあります。PCMコネクトにより、ドライバーは、車に乗り込む前にスマートフォンやGoogleを使って希望の目的地を検索し、保存した目的地を車内のPCMに転送することができます。カレンダーに入力されている予定や住所を含む連絡先をPCMで表示/更新し、目的地として設定することができます。もうひとつの革新的な新機能として、GPSデータにリンクしたスマートフォンの写真をナビゲーションの目的地として使うことができるという機能があります。さらにパナメーラは、PCMコネクトを使ってほぼ無限といえるインターネットラジオ局やオンラインストリーミングサービスにアクセスできます。曲は、Napsterやradio.netなどのサービスを介してストリーミングされます。

コネクト・プラスは、「駐車場」(駐車場の検索と空き状況の確認)、「燃料価格」(ガソリンスタントの検索と価格の確認)、「メッセージの口述」(ボイスコントロールを使ったショートメッセージの口述と送信)、「Twitter」(ツイートの読み上げ、情報の表示)、「鉄道情報」、「フライト情報」、「天気」(現在地または目的地)、「イベント情報」、「メッセージ」などのアプリも提供します。いずれのアプリも、PCMのメニュー項目として簡単に起動することができます。

ダイレクトタッチコントロールを使ったセンターコンソール機能の構成

PCMエリアに備わる高解像度のハイエンドディスプレイは、シフトバイワイヤ式PDKセレクターレバーゲートを備えるセンターコンソールのブラックパネルコンセプトと調和しています。センターコンソールでは、タッチセンサー式スイッチを備えるプレミアムなガラスルックのデザインで、車両とクライメートコントロールの様々な機能が直観的に操作できるようになっています。センターエアベントのスラットもタッチセンサー式スライダーで電子制御されます。パナメーラ ターボS E-ハイブリッド エグゼクティブでは、後席乗員は、4ゾーンオートマチッククライメートコントロールシステムの恩恵を受けることができます。標準装備されるこのシステムは、クライメートコントロール機能とインフォテイメント機能専用の7インチブラックパネルから操作できます。

710W1,465Wの出力を備える2つのサウンドシステム

パナメーラ ターボS E-ハイブリッドには、BOSE® サウンドシステムが標準装備されます。このシステムは、パッシブサブウーファーを含む14個のスピーカーと14アンプチャンネルを備え、合計出力は710Wです。ポルシェは、トップモデルに設定されるオプションとして、直接制御される20個のスピーカーと1個のアクティブサブウーファーを備えるパワフルな1,455WのBurmester® 社製3Dハイエンドサラウンドサウンドシステムを提供します。パナメーラの室内でスマートフォンやタブレットのプレイリストをサウンドシステムのメディアソースとして常に使っている場合でも、追加された2つのUSB充電ポートとリアの12V電源ソケットにより、これらの機器を完全に充電された状態に維持することができます。

ポルシェ・リアシートエンターテイメント

オプションのポルシェ・リアシートエンターテイメントの中心は、2個の10インチタッチスクリーンです。反射防止加工が施されたこれらの高解像度スクリーン(1,920 × 1,200ピクセル)は、フロントシートのバックレストに装着され、パナメーラの車外でもタブレットとして使うことができます。リアシートエンターテイメントのサウンドは、タッチスクリーンに内蔵されたスピーカー、車両のサウンドシステム、またはポルシェBluetooth® ヘッドフォンから再生されます。幅広い種類のデジタルソースが使用可能で、SDカード、ジュークボックス、CD/DVDドライブ、およびUSBメモリーを介してPCMメディアにアクセスできます。後席乗員も、ラジオを操作することができます。車両データに加えて、現在のナビゲーションルートと関連する補足情報を表示させることもできます。ポルシェ・リアシートエンターテイメントは、PCMのナビゲーションシステムに対する目的地の入力に使用することもできます。後席乗員は、Google® Play Storeの全てのコンテンツにアクセスすることができるので、提供されるエンターテイメントの範囲が大幅に広がります。ポルシェ・リアシートエンターテイメントは、タッチスクリーンまたはPCMから操作することができます。ポルシェ・リアシートエンターテイメントは、Android OSを使用しています。32ギガバイトの内蔵フラッシュメモリーは、マイクロSDカードを使って拡張することができます。タッチスクリーンは、ビデオ通話とチャットを行うためのカメラも備えます。

4人のための広い空間を備えるスポーティなツーリングカー

ニューポルシェ パナメーラ ターボS E-ハイブリッドは、4名が快適に移動するための広い空間を提供します。リアには、ショーファードリブンとしても使用できるほどの十分なスペースがあります。これは特にホイールベースが150mm延長されたエグゼクティブモデルに当てはまります。いずれのバージョンも40:20:40の分割可倒式リアシートを備えます。ラゲッジコンパートメント容量は、シートの折り畳み方によって405リッターから1,245リッター(エグゼクティブ:1,395リッター)まで変化します。

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